なんでデザインシステムをつくるの?
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会社でデザインシステムの作成に関わることになったので、デザインシステムの必要性について調べたことをまとめていきます。
デザインシステムを作るメリット
デザインに一貫性が出る
画面ごとにボタンのスタイルやアクセントカラーが異なっているとUX的に良くない。サービス内で使われているデザインに一貫性があると、どんな操作をすれば何が起きるかユーザーは予測しやすくなって、サービスに愛着を持ってくれる。企業のイメージカラーをアクセントカラーにしたりしてブランド力を高めるみたいなのもよく見るやつ。
コンポーネントの再利用性が高まる
宣言的UIが当たり前の時代になったこともあり、デザインシステムを元にボタンなどの共通コンポーネントを作れば開発ではそれを使い回すことができる。共通コンポーネントが作れることで工数削減にもなる。特にプロダクトを複数抱えている企業だとプロダクト間で共通して使えるような社内向けUIライブラリを開発しているところもある(有名どころでいうとSmartHR)
SmartHRのデザインシステムとかStorybookに初めて出会ったとき感動してその日にtypo修正のPR出したのも良い思い出。
また、作成した共通コンポーネントはStorybookで管理、テストもできるので品質向上にもつながるというわけですね。
エンジニアとデザイナー間のコミュニケーションがスムーズになる
デザインシステムが共通言語となることでエンジニアとデザイナー間でのコミュニケーションがやりやすくなるということですね。デザインシステムの下に画面デザインが作成されるのでデザインレビュー等の場で基準とするべきルールができ、その結果として建設的な議論ができるというわけですね。「似て非なるコンポーネント」みたいなやつが生み出されることがなくなりそう!
あとは単純にあとからPJに参画したメンバーのキャッチアップがやりやすい点もメリットだと思います。
まとめ
デザインシステムはそんなに簡単に作れるものではなく、作ったあともプロダクトや時代の流れに合わせて育てていかなければならないので根気が必要ですが、UI/UXが洗練されたプロダクトはやっぱり目を引きますし、高品質なプロダクトを早いサイクルで世に出し続けるという点においても武器になるものだと思うので、自分も良いデザインシステムを作れるように頑張っていくぞい!